フードコーディネーターレポート

国際料理コンクール「サンペレグリノヤングシェフ2016」

  • 2016年08月25日
  • 日本フードコーディネーター協会

 

30歳以下の若手料理人の中から世界一を決める国際料理コンクール
「サンペレグリノヤングシェフ2016」

小林 豊 さん

 

     フードコーディネーター3級     

 

 現在、私は、スイスのホテルのジャパニーズレストランでジャパニーズフードシェフとして仕事をしています。
今回のレポートはサンペレグリノヤングシェフ国際大会、スイスでセ
ミファイナルに選出させてもらったことについてです。 

  


 

 

 

 

 

 

   S.PELLEGRINO YOUNG CHEF 2016

 

https://www.finedininglovers.com/special/sanpellegrinoyoungchef2016


世界中で愛されている「サンペレグリノ」のCEOステファノ・アゴスティーニ氏は、30歳以下の若手料理人の中から世界一を決める国際料理コンクール「サンペレグリノヤングシェフ2016」を行っています。
このコンクールの目的は、有能なヤングシェフを発掘し、その技能の更なる成長を促すことにより世界の美食文化を支援し、向上させることです。
参加申し込みが2016年1月1日からはじまり10月15日の決勝戦にあたるイタリア、ミラノで行われるグランドファイナルでNo.1が決まります。世界を20の地域に分け地域ごとに代表を決めファイナルに進みます。今年は世界中から3000人以上のシェフが応募しました。

参加申し込み方法は、参加資格は30歳以下で、シェフ・ド・キュイジーヌ、シェフ・ド・パルティ、スー・シェフのいずれかであること、英会話及び英語の読み書きのできる方です。条件をクリアしたシェフは、インターネットから、職務経歴書、「シェフとして将来どんな夢を抱いているか。」「自分がこの大会で作る皿を通して何を表現したいか。」などを入力します。
そしてこの大会で作る一皿を決めるのですが、次のサンペレグリノが指定する5つの基準を考慮し決めます。
1素材・品質、鮮度、ユニークさにおいて市場で手に入る最良の素材を選択しているか。
2スキル・素材をうまく取り扱い、素材を尊重した料理にうまく変化させているか。
3才能・味と形の完璧なバランスを維持しながら、斬新で発想を感じさせるスタイルで創造できているか。
4美しさ・支給方法も料理の魅力の重要要素。
5メッセージ・料理とビジョンを通して明確なメッセージを伝えられているか。
これを踏まえ考えレシピと写真を送りアプライします。
1イタリア、2フランス、3スイス、4ドイツ・オーストリア、5スペイン・ポルトガル、6イギリス・アイルランド、7ロシア、8北欧、9東欧、10ベネルクス三国、11地中海諸国、12アメリカ、13カナダ、14アフリカ・中東、15中南米・カリブ海地域、16太平洋、17中国、18日本、19北東・中央アジア、20東南・東アジア

今回私はスイスでアプライし、スイスで絞り込まれた10人の中に選んでもらえました。

https://www.finedininglovers.com/special/sanpellegrinoyoungchef2016/contendants/?id=18

 

 

  

   
自分が今回作った一皿は「Traditional is going to new global world」「伝統が新しい国際世界へ」とつけました。
日本で学んだ伝統的な料理と世界に出て学んだ料理、素材をお互い尊重しつつ合わせた一皿にしました。
他のシェフと同じキッチンで、必要な調理またはソース、粉末などの下準備も全て制限時間内に行われます。
スイスでは地域によりイタリア語、ドイツ語、フランス語、英語などいろいろな言葉が飛び交う面白い国です。今回の同じキッチンの中でも様々な言語が飛び交い国際的な大会の雰囲気を一層引き立てます。
調理をしていく中で他のシェフとコミュニケーションをとり真剣ながら自然と仲良くなっていき、充実した時を過ごせたのは、やはり料理の力なのだと思わされました。
 


世界各20地域から1人ずつ選ばれた計20人のファイナリストは10月イタリア、ミラノで行われる決勝戦に進み、2016年のヤングシェフチャンピオンが決まります。

 


サンペレグリノが行うこの大会。こういったものが、シェフのモチベーションを上げ、更なる挑戦に拍車をかけます。それにより世界の食文化はより進化していきゲストにより良い食空間を提供できるようになるでしょう。また、グローバルな視点でとらえることにより、各国々の食材、伝統的調理法を再発見でき、それをもとにもっと自由な、発想豊かな調理が今後世界各地で生まれていくのではないかと思います。

フードコーディネーターとして今後も食の情報にアンテナを張り、また発信していきたいと思います。

Photos by Remy Steinegger



プロフィール
小林 豊(コバヤシ ユタカ)

フードコーディネーター3級  ジャパニーズフードシェフ
フードアナリスト 日本料理アカデミー会員

https://www.facebook.com/yutaka.kobayashi.395

http://tabi-labo.com/71244/yutakakobayashi/