フードコーディネーターレポート

日本が和牛を世界に広げる助けになれる!?

  • 2018年02月01日
  • 日本フードコーディネーター協会

 

日本が和牛を世界に広げる助けになれる!?

 

小林 豊 さん


 

フードコーディネーター3級  

 

 今回は、ヨーロッパ・スイスで行われる2年に一度の大きなガストロノミーの展示会で初めて日本が和牛をアピールするということで、スイスのフードコーディネーター、また料理人としてスイスの食事情を情報交換会でお話させていただいたことについてレポートします。

 まず、この仕事のお話をくださった日本畜産物輸出促進協議会(以下 畜産輸出協議会)について説明します。国の方針を受けて、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、牛乳の輸出促進に取組んでいます。日本の目標は2012年に50億円であった牛肉の輸出額を2020年に250億円にすることです。今後、目標達成のため更にマーケットを拡大する必要があります。既に世界各国で日本畜産物の美味しさ、安全性を広められています。そして今回、スイスの市場開拓に着目されました。


日本畜産物輸出促進協議会   http://jlec-pr.jp/ja/

 

このスイスの2年に一度の展示会はレストラン、ホテル向けですが一般の方々も入場できます。バーゼルというスイスの大きな町で5日間行われ、沢山の人が訪れました。


有名なシェフを呼んで料理の実演、試食。ワイン、ビールなどのアルコール飲料の試飲。
カフェマシーンの展示、実演、試飲。食器、ソファー、ベッド、オブジェなどの展示。
スウィーツ、チーズ、パン、パスタ、冷凍食材の展示試食。調理器具、大量調理機械、新しいキッチンスタイルの展示。食についての専門家のスピーチ。など、様々なことが行われ、1日では全て周りきれないほどの規模でした。
私も日本のガストロノミーの展示会にも行きますが、当然そこで見れるもの、また会場の雰囲気は全然違います。スイスはヨーロッパの中心に位置し沢山の人種が住む国なので、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語が飛び交う国際的なイベントです。
日本の畜産輸出協議会は初参加で今回ここで和牛をアピールされました。



 スイスに和牛を広めるという事で市場の食情報を把握し、それを踏まえ今後の展開を更に綿密にしていくためにこの情報交換会は、行われました。今回はスイスの五つ星ホテルの寿司シェフ遠藤公平さんと参加させてもらいました。日本畜産物輸出促進協議会の理事の菱沼毅様をはじめ、牛肉、輸出のスペシャリストの方達とお話しさせてもらいました。スイスでの食習慣、現在の問題点、ヨーロッパ牛と和牛との違い、どの様に調理し、サービスしていくか、和牛を洋食で使用していくには、今後の展望、展開などについて事前に調べた資料とスイス人の知り合いのシェフ仲間の意見をもとにスイスで働いてきた料理人として発表し、協議会の方々のお話も聞かせてもらうことができました。

 どんどん進む世界のグローバル化の中で小さな日本がどの様に世界にアピールしていくかという事は今後更に大きな問題になっていくでしょう。新しく世界に市場を開拓していく日本畜産物輸出促進協議会の様な活動は、日本が誇る品質を海外の人に広めるという事です。
これは世界により日本を認知させ和牛という食材をきっかけに食分野だけでなく他分野にも大きなプラスの影響を与えていくでしょう。日本から出て海外で生活すると日本の製品のクオリティーの高さを実感します。食だけでなく「日本の製品」は世界を納得させるものです。フードコーディネーター、料理人として食を通して日本をもっと広めていきたいと今回の仕事を通して強く感じました。


 

プロフィール

 小林 豊(コバヤシ ユタカ)
 ・フードコーディネーター
 ・フードアナリスト
 ・料理人


http://tabi-labo.com/71244/yutakakobayashi

・S.PELLEGRINO YOUNG CHEF 2016 SEMIFINALIST IN SWIZERLAND

https://www.finedininglovers.com/special/sanpellegrinoyoungchef2016/contendants/?id=18