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尾張一宮発!全国最大級のナチュラルフードストアが提案する「足る知る生活」とは?

中部

2013年12月26日

ご存知でしょうか?

先日、有機農業の取り組み面積の割合を倍増させるという方針が、農水省の委員会で出されました。 世界の有機市場が、2000年から2010年にかけて3倍以上の伸びをみせる中、緩やかではあるものの 日本の有機市場も伸びてきました。

 しかしながら、食の安心・安全が消費者の間で問題となり、有機農産物のニーズが高まってきたこともあり、有機農業に対する消費者の理解は進んできてはいるものの、化学肥料・農薬を使わず遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本としている環境に配慮した農業であることを知る消費者の割合は、まだ十分とは言えません。

 そんな中、有機生産者と消費者を繋ぐ懸け橋になろうと取り組んでいる企業が、

愛知県一宮市に本社がある株式会社カネスエの展開する「旬楽膳」です。

全国最大級のナチュラルフードストアが提案する「足る知る生活」について、お話をお伺いしてきました。

[有機JASマーク]

皆さんは、ご存知でしょうか? 農産物に「有機農産物」と表示するためには、有機JASの認証をとる必要があります。 表示しないのであれば認証は必要ありませんが、消費者にとって有機JASマークがついていることで、有機農産物であるということが分かりやすいということもあります。 有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。 化学肥料や農薬を使わず、遺伝子組み換え技術を利用しないで、自然の力で育った証明だと言えます。 農産物だけでなく、有機飼料で育った畜産物、これらを原料とする加工食品にも付けられています。

[旬楽膳に込めた思い]

生産者との話の中で、有機について聞く機会があり、進めていかなければいけないこと、食の体に対する影響に気付いたのがオーガニック商品を扱うようになった発端。 既存であるような小規模のある商品だけというのでは、お客様の生活を満たすことも難しいということで何年かの準備期間をかけて、スタートし、 今年開店10周年を迎えたとのこと。 お店の名前でもある旬楽膳に込められている思いを伺うと、

旬・・・旬のものは、自然の中でできるものであって、尚且つ体にも一番効果が高い食べ物。

夏にできるものを冬に作ったとしても、何らかの形で負荷を加えている。

旬の体にいいものを、ちゃんとお召し上がりいただくということ。

楽膳・・ごはんを食卓で食べる。体に安全で安心な健康なものをお召し上がりいただく結果として、健康な体になっていく、

健康な体になるということは病気をしないということで幸せな生活に繋がる。体の幸せが心の幸せ。

家族みんなで、料理をする・食事をする。

作っていただく人たちに、楽しく食べて感謝をするということ。

体にいいものを食べると、心も幸せになるというのが[旬楽膳] [足る知る生活の提案]

季節を問わず、一年中同じものが手に入る世の中で、[足る・足らない]ということを私たちは忘れているのではないでしょうか? あれも無い、これも無い、あれも欲しい、これも欲しいではなくて、足らないことが、自然本来の形であって足らないこと自体を受け止めて自然のものとして味わっていただくことで、結果、幸せな生活に繋がり社会全般的にそうなっていくと、生産者の方との話の中で思ったのが[足る知る生活]という言葉。

初めて知り合った生産屋の方々は、農薬被害にあい、有機に移った方が多かったそうです。

慣行農法から有機農法に変わったことにより、収量も落ちて、収入も減って、一番足りない生活をされていたのが生産者の方々にあったにもかかわらず、 足りないということが本来あるべき形であるということを理解し、目指して有機農法を実践されている姿に、足りないことこそが幸せなんだと私たちも気付かされるのではないでしょうか。

「食生活だけでなく、全てにおいて、満ち溢れているんではなくて、これしか無いではなくて、こんなにもあると思えるような形の生活をできるだけ提供していきたい。」とお話ししてくださいました。

[レストラン膳での野菜豊富なメニューの提供]

有機で作った、旬の野菜を手の加えていない調味料で食べていただいて、味を知っていただく入口が必要と考えたことと、普段から有機の食材を使われている方にも、時には外で家族と食事をする時間も必要であるとの思いからお食事をしていただく場所の提供を併せてしたいというのが最初の趣だったそうです。提供されているものは、店頭で販売されている原材料を全てそのまま使っており、できるだけ野菜を食べていただく機会を作ろうと取り組まれています。

「スーパーの中にあるレストランなので、フードコートに近いような、店頭の食材を少し気軽に食べていただくという風に思っていただければ。 野菜だけは沢山食べていただきたいので、現在のバイキング形式は守って、お惣菜はお好きなだけ召し上がっていただきたい。 衛生管理の面の問題から言えば、野菜も通常、次亜塩素酸とかで洗浄して外部加工されたものを使えば、ある意味安心なんでしょうが、 そうすることで野菜の味も変わってしまうので、極力店頭のものを、そのまま加工して当日の中で、安全なうちにお召し上がりいただくと、正直ロスがでたりすることもあるので、捨ててしまうということは非常にもったいないことですから、その辺は上手にやらせていただきたい」とお話ししてくださいました。 [今後の取り組み、将来的展望]

現状、有機のものは、ほぼ100%契約期間を設け、取扱数量の完全買い取りを実施。いかに循環させるかということ、生産者の方も計画が立てられれば一生懸命作っていただける。お客様の声をフィードバックすることで、よりいいものになっていく。

「消費者の有機に対する知識と行動のギャップを埋めるのが生産者の方々と私たちの取り組み、努力であったりするので、必要な情報、料理の方法、商品の良さをいかに伝えていくかが頑張りどころ。決していろんな形で裏切ることなく地道に継続し、最終的に全国に私どものような存在が普通にあって便利にご利用いただける形になれば、結果的に日本中が幸せになる、みんなが幸せになることに力不足ですけれども携われれば幸せだと思っています。」と食に対する愛を伺うことができました。

母から子へ、その子が親となり、またその子へと受け継がれていく味があります。

手間をかけることの良さを伝えていきたい。

笑顔溢れる食卓が、沢山増えますように。

私も、そんなお手伝いができればと願う一人です。

愛を知る県より生産者と消費者を結び、食卓を彩る愛を織りなす旬楽膳をご紹介いたしました。 取材協力:旬楽膳 八幡店      愛知県一宮市八幡4丁目1番1号 0586-46-1851

     (八幡店、地アミ店、日進店を展開中)