フードコーディネーター取材特派員NEWS

カレー王国鳥取

鳥取県の食と聞いて、全国の皆さんが思い浮かべるのは松葉ガニ(ズワイガニ雄)、二十世紀梨といったところでしょうか。しかし、地元の庶民の味として最も定着している食材の一つはカレーなのです。

 

〈鳥取のカレーの消費〉

総務省が都道府県庁所在地を対象に実施している家計調査によると、鳥取市のカレールウの世帯購入量、支出金額はともにトップクラス。なぜかはよく分かりませんが、共働き世帯が多いため調理の簡単な食材が重宝されているのではないか、などと言われています。私としては、鳥取県が国内有数のらっきょう産地であり、らっきょうとカレーの相性がぴったりなところが最も愛されている理由だと思っています。

 

〈オリジナルカレー〉

鳥取県内では、多くの飲食店がオリジナルカレーを開発。カレーをまちづくりに生かせないかと、カレーの研究やイベントに力を入れている住民グループもあるほどで、地域に身近な食として親しまれています。最近はレトルト食品として売り出す企業が増加。鳥取和牛や梨などとブレンドされた特製品が、県内外で500円前後で販売されています。このほか、鳥取県境港市出身の漫画家水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」や、鳥取県北栄町出身の漫画家青山剛昌さんの「名探偵コナン」をキャラクターにしたレトルトもあり、鳥取県が提唱する「食のみやこ鳥取」のPRに一役買っています。

DSC_0632-11

  [様々な種類のカレー]

 

〈カレーの加工品〉

カレーの加工品はレトルトだけではありません。カレー粉のほか、メンチカツや塩、鳥取の特産「とうふちくわ」に混ぜ込んだものなど多種多様です。

                              

DSC_0633-11 [カレーメンチカツサンドイッチ]    DSC_0635[カレー塩]

DSC_0634[カレーが練り込まれたとうふちくわ]

 

〈付け合せのらっきょう〉

併せて、付け合わせである特産のらっきょうを、フルーツ乳酸菌に付けて付加価値を高めた商品なども開発され、新しい地場産品となっています。

 DSC_0639[乳酸菌で漬けたらっきょう]

〈三種のカレーを食べ比べ〉

鳥取牛、梨、白ネギが入ったそれぞれのレトルトを食べてみました。鳥取牛の濃厚な肉の味や、白ネギの独特の風味、梨のさっぱりした触感を味わうことができました。手軽に調理でき、忙しい現代人に欠かせないカレーですが、地域の味を加えてひと手間かけたルウは、また格別。ちょっとした高級感に浸ったランチタイムでした。

様々な種類のカレー[三種のカレー]