フードコーディネーター取材特派員NEWS

育てる、作る、食べる、感じる、つながるーくるるの杜

北海道

2012年10月4日

今年は北海道も残暑が厳しく、9月下旬になってようやく秋の気配を感じられるようになりました。 そんなある日「畑の学校で稲刈りをしますよ」という情報を得て、 札幌のお隣の北広島市にある「くるるの杜」を訪ねました。 ここは、生産者と消費者をつなげて農業や食べものへの理解を深めてもらいたいと、 農業団体であるホクレンが2010年にオープンさせた農業体験施設。 18ヘクタールもの敷地に、 体験農場、調理加工体験施設、直売所、農村レストランなどがあります。 「くる」と上記タイトルのようないろいろな「る」を体験できるということから名づけられました。

農作業体験で食べものの大切さを知る

「畑の学校」は、春の種まきや植え付けから秋の収穫まで 1年を通して農作業を体験できる学校。小麦、じゃがいも、大豆などのクラスがありますが、 今回取材させてもらったのはお米クラスの授業。 春にどろんこになりながら植えた苗が育って黄金色になりました。 今日はその収穫日なのです。 お米クラスの6組の親子はまず教室で先生から稲の成長の話や収穫の際の注意事項を聞き、 田んぼに移動します。子どもたちも鎌を持って刈り取り、束ねて、はさ掛けに。 子どもたちは屈むと稲に隠れてしまいます。 お父さんは「腰にくる〜」などと言いながらとても楽しそうでした。 作業が終わったら教室に戻ってレポートを書いて、各自持参したお弁当を広げます。 このお弁当タイムも食べることの大切さを実感できる大切な時間です。 あとは3週間後に乾燥した稲を脱穀し、精米すると卒業です。

体験プログラムは「畑の学校」のほかにも、 単発で参加できる種まきや収穫などが用意されています。 作物の勉強をし、作業をして収穫したものを食べるといった内容になっています。 この日はじゃがいも収穫体験が行われていました。冬はハウスでのいちご収穫とデザート作りが人気だそうです。

手づくりの楽しさとおいしさを体験する

ところ変わって、調理加工体験室。農場のハウスから自分たちでとってきたトマトを材料に、 ピザ作り体験が行われていました。 北海道産の小麦粉を使って生地を作り、トマトソースを作り、 思い思いに生地を形作ってトマトや玉ねぎ、チーズなどをのせて焼きます。 参加者の小2と小6の姉妹、いつもは料理をお手伝いすることはほとんどないそうですが、 いきいきとチャレンジしていました。  調理加工体験は、季節に合わせたメニューが用意されています。 農家のお母さんによる漬物や手作りみそなど、大人向けの本格的な教室もあります。

 

食べながら学ぶ、選びながら学ぶ

健康にいい食生活をと思っていてもなかなか実践できないという人は、「農村レストラン」へ!  農場でとれた野菜や北海道産の農畜産物を使った料理を ビュッフェスタイルで楽しめます(大人1,500円)。 家庭料理をベースにした優しい味のメニューは毎日およそ70品。 レシピを教えてくれるので、気に入った料理はわが家に帰って再現できます。 150席が連日満員の人気です。

最後に立ち寄ったのは、「農畜産物直売所」。 野菜、米、肉、乳製品、豆腐や漬物などの加工品がところ狭しと並んでいます。 野菜は毎朝近郊のJAから届くもので、生産者名が記されています。 スーパでは見かけない珍しい野菜もあります。 北海道産米はいろいろな種類そろっており、その場で精米してくれます。 北海道各地のブランド肉は対面販売されています。 直売所ならではのお値段も魅力!  こうした食材を選びながら、どこで何がとれるのかなど、 北海道の農畜産物について学ぶことができるのです。 食べ方を教えてくれる試食コーナーにはレシピカードが何種類も用意されていました。 私も学びすぎて、帰りはずっしりと荷物を持つことになってしまいました(笑)。

 

ホクレン 食と農の体験ファーム くるるの杜

北広島市大曲377-1 TEL.011-377-8700

営業時間/農産物直売所10:00〜17:00

     農村レストラン[ランチ]11:30〜15:30

            [ディナー]17:30〜21:00 ※土・日・祝のみ

定休日/不定(冬期は定休日があります)  P/312台

※農作業体験、調理加工体験とも事前予約制で有料となります。

ホームページはこちら http://www.shokuiku-hokuren.jp