フードコーディネーター取材特派員NEWS

~長崎県諫早市酒蔵元「杵の川」~

九州・沖縄

2014年6月20日

~長崎「まっこり」~

伝統ある日本酒の蔵元から作りだされた「和まっこり」

「杵の川」の「長崎まっこり」が

地元九州で大変な話題になりました!!

 

韓流ブームで沸いた2011年 。日本でも飲まれるようになってきたマッコリ       「異国文化漂う長崎でなら、きっと喜ばれるはず!!」 と、他社よりいち早く、開発に乗り出した 若き、蔵元社長。 見事に、大ヒット!!                                          「TOKYOどぶろくフェスタ2012年」優秀賞を受賞した。

  清酒蔵「杵の川」で醸造した「長崎まっこり」は、 マッコリの本場韓国の甘味や乳酸菌の酸味とは異なり、 日本の米と米麹本来の甘味、クエン酸の酸味が特徴。 更に、発酵時の微発泡が爽やかで切れがあり、心地よい 味わい。濁り酒を製造する技術を応用し 日本酒の技で造ったあらごしした「にごり酒」で 、アルコール度数も8%と、日本酒が苦手な女性にも 食中酒として飲みやすく喜ばれ、新たな日本酒ファンの 発掘にも一躍かった!!

ラベルデザインは長崎の教会のステンドグラスがモチーフ。 微発泡を意識した昔ながらのサイダー瓶を使用し、 懐かしいフォルムが逆に新しさを感じさせる。 手軽な(330ml)飲みきりサイズで お土産や、贈答用にもピッタリ!!2011年の発売以来、製造が間に合わないほど、 その人気は今も衰えない。

~若き蔵元の挑戦~    

 

 話題の「長崎まっこり」を生み出し、 地元に愛され続け、美味しいお酒作りに邁進する 長崎県諫早市唯一の日本酒蔵元「杵の川」を訪れ 若い蔵元社長 瀬頭信介さんにお話を伺いました。

創業1839年 長崎県産の米を、ゆっくり、手間をかけて精米した米と 地元に流れる多良山系の伏流水を原料に使用し 、永年に渡って受け継がれた技術を生かし、 厳格な温度管理が出来る低温発酵タンクで、ゆっくり大切にお酒を育てています。

丁寧にお酒についてお話くださる社長は、常に穏やかで優しい!とにかく先ずは地元の皆様に 「美味しい」と、喜んで戴けるお酒が作りたい!!お話しの随所に、 地元諫早を愛する気持ちが溢れていました。

日本酒以外に好きなお酒は? との質問には以外にも、かなりのワイン通!! なるほど、料理に合う酒にこだわる社長らしい !!フルーティで切れがあり、すっきりした飲み口 。私が思う杵の川のお酒の旨さも ここにある!!料理に合うと言うより 美味しい料理を邪魔せず、料理を更に美味しくするお酒だと!! 昨年、東京で開催された 「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2013年」でも 杵の川の「しぼりたて生原酒」が金賞を受賞している。

 ~食中酒として蔵元お薦めのお酒~

杵の川しぼりたて生原酒  今年仕込んだ、本醸造の搾りたて生きた蔵出し原酒。冷たく冷やして、刺身やカルパッチョ等、洋風前菜ともよく合う

杵の川特別純米 酒米「五百万石」を使用し、爽やかな香りのある芳醇で旨口の純米酒。濃厚な味付けの料理と特に相性が良い。

杵の川吟醸  最高級の酒米山田錦を使用し、辛さの中にも芳醇な旨みのある吟醸酒。爽やかな香りと旨みを持ち、飽きがこない味は、和食だけでなくフレンチやイタリアンにもお薦め。

古酒華(はなやぎ)  低温の貯蔵庫で20年以上蔵の中で寝かせた琥珀色の長期熟成酒。濃厚で深みのある味わいは、日本酒の全く違った一面を見せてくれ、是非、一度お試し戴きたい。クラッシュアイスを入れてロックがお薦め。中華料理や、チーズとの相性抜群です!!

 

 

 

                                                                                                                           販売所とギャラリー         敷地内に湧き出る地下水          

「酒のうまさ」に妥協を許さず、製法を研究し続け、常に、新製品の開発にも力を入れ ていらっしゃいます。 今年、春には、地元のみかん生産者の皆さんと協力して、諫早産、温州みかんを使った、 「伊木力みかんリキュール」等も開発し話題を呼びました。

又、社長は、低迷しつつある日本酒愛飲者の獲得のため 日本酒の美味しさを広める活動も続けていらっしゃいます。

長崎県下の現役酒蔵の若き後継者が集まり 「お酒の学校」と銘打って、 日本酒の知識、美味しさを伝える活動をされています。 講義・実習・蔵見学を 通して、楽しみながら、日本酒ファンを増やし続けていらっしゃいます。

毎年3月に開催される「蔵開き」は、私も楽しみ!!2年前に、主宰する料理教室の生徒様と、バスを貸切り「酒蔵ツアー」を計画し大変喜んで戴きました。会場に訪れる杵の川ファンを多彩なイベントでもてなし 、好天に恵まれた今年は、なんと県内外から過去最高12000人の来場者で賑わったそうです。 広い敷地いっぱいの来場者で 地元特産物の販売や、伝統芸能の演奏などもあり、 お年寄りからお子様まで楽しめ 出来立て、絞りたての生原酒を升で美味しく ゆっくり飲み交わす来場者の年齢層の幅広さと、 笑顔が印象的な会場です。 地元の皆様に「杵の川」が、いかに愛されているか を再確認させられる、もはや、諫早市上げての、お祭りイベントになっています。

 

社長の、更なる新たな挑戦は・・・・                                                                               これまでも、酒造りに長崎県産の米を使用してきましたが、 是非「地元 諫早の米で旨い酒が作りたい!!」と 、諫早産酒米作りに挑戦!!既に今年、初の酒米の田植えを済ませたとのこと! どんな美味しいお酒が出来上がるのか、今後、益々楽しみです!!

~取材を終えて~

 蔵元を訪れて・・・                                                                   酒造りの業界事態、厳しい時代にあり 幾多の大きな時代の変化、様々な、環境の変化に直面しつつも この諫早の地に永く歴史を刻み存続し得たのは 、世代が変わっても、変わることなく 地元を愛し続ける「杵の川らしさ」 を、貫き通し、酒造りの「技術」を磨き続けることに 、努力を惜しまない社長さんの実直さと、                                     「従来型」の枠組みにこだわることなく、社長の発想や時代を読む目を信じて 寄り添う、熟練した杜氏さんや蔵人の皆さん、 事務所の方々の熱い想いがつたわる、 若社長率いるチーム「杵の川」の結束を感じました。 その、ぶれない「杵の川らしさ」が 「美味しい酒」を生み出し続けているのだと実感しました。

先日参加した、フードコーディネーター研修会で 「和食は、地球食になる」 と、おっしゃられた講師の言葉が印象的でした。                      昨年、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。「杵の川」に見るような、 地方での地道な頑張りに育まれた 日本文化を代表する日本酒は、これから益々 脚光を浴びることになるでしょう!!

日本の美味しいお酒、 長崎県諫早発「杵の川」のお酒!!                                           この緑に囲まれた諫早の 静かな山間の地で、材料を吟味し、美味しさにこだわり、愛情込めて造られた、私の大好きなお酒を是非!! 日本の皆様のみならず、世界の皆様に 味わっていただきたいと思いながら・・・ あったかで、居心地の良い酒蔵を後にしました。

株式会社杵の川

〒854-0056 長崎県諫早市土師野尾町17-4

電話 0957-22-5600                        FAX 0957-24-5825                        URL http://www.kinokawa.co.jp/                    E-mail:kinokawa@lily.ocn.ne.jp