フードコーディネーター取材特派員NEWS

美味しい和歌山しょうがを見つけました♪

近畿

2014年12月8日

 和歌山県は、山と海に囲まれているので、山の幸も海の幸も豊富です。

それは県内に住んでいるとわかりずらいのですが、私は他府県を訪れた際に、和歌山県の食のすばらしさを感じます。
特に、生モノを食した時の食感が全く異なります。例えば、刺身などがいい例です。
世間一般に普通のお値段で身がプリプリと、そしてとろけるような食感のお刺身を食べられる居酒屋さんが、県内には多くあります。
そんな和歌山県ですが、魚の刺身よりも最近私がはまっている食べ物を紹介したいと思います。

 先日、知人から和歌山しょうがを使ったスローフードがあると、「しょうが味噌」を紹介してもらいました。家に帰って食してみると、なんと味噌がお酒のおつまみのように美味しかったのです!!

しょうが味噌しょうが味噌料理

 それがきっかけで早速、知人に連絡をして業者さんを紹介し取材させていただききました。
詳しく聞けば、今年の11月18日にオープンしたばかりのお店で、人気のある主力商品だということ。

しょうが 和歌山県のしょうが生産量は、実は、全国第2位です。
和歌山県の特産品である南高梅や温州みかんは、県内県外問わず多くの方がご存知なのですが、しょうがの生産量がトップクラスであることは、県内の人でさえ知らない人が多いのが現状です。
 しょうがには、血行を促進する作用があります。
「ジンゲロン」や「ショウガオール」などの辛味成分が含まれているので、昔から漢方では生薬として用いられるほど薬効性の高い食品でありました。

そのため、身体の冷えを改善したり、風邪の引き始めに身体を温め発汗作用を促したりなど効果があります。また、2日酔いを改善する働きもあると言われています。

そんな昔から生薬として重宝されてきたしょうがが、和歌山県内には多く作付けされていました。

 話は変わりますが、皆さんは近年話題になっている「フィトケミカル」という言葉をご存知でしょうか。 健康との関係から、にわかに注目されている言葉で、植物だけが持てるパワーともいえます。
だから、動物や人間の体内では作ることができないパワーです。栄養学の中では、「第7栄養素」と言われており、これは免疫強化や老化防止につながる要素を持っており、我々の身体を良い方向に調整してくれる植物性の化学物質です。

そしてこの植物が持つ秘めたパワーは侮れません。
これは、生まれた場所から移動できない植物だけが持つことができる、植物自身が自らの体内を守るパワーでもあります。しょうがにもこのパワー「フィトケミカル」があります。

 しかも、しょうがには人間の身体に嬉しい成分が多く詰まっています。 そんな成分を含んだ、その素材を生かした食品についてこれから紹介していきたいと思います。

しょうが味噌しょうがジャムしょうが佃煮

  (写真)しょうが味噌                 しょうがジャム                 しょうが佃煮

こちらの商品は、しょうがの刻み方を変えて食感や味をそれぞれ楽しめる商品になっています。
しょうが刻み比較

しょうが味噌には刻みしょうがを。
しょうがジャムには刷りおろししょうがを。
しょうが佃煮にはスライスしょうがを。
それぞれのしょうがの香りと味を一番残せる形に工夫されています。


中嶋佳代さん この商品を開発した中嶋佳代さんにお話を伺いました。
コンセプトは、「子供から大人までみんな食べられて愛される食品を目指したい」ということで作られたそうです。そして「和歌山市のお土産がもっと幅広くあればいいのに」と常に考えていたそうです。
 確かに、私自身も和歌山市を訪れる観光客数は、県内では和歌山市が一番多いにもかかわらず、これといったお土産が少ないと感じました。和歌山の名物といえば、紀南には紀州の南高梅、そして紀中には、温州みかんや金山寺味噌といった有名なお土産があります。
 しかし、紀北には有名なお土産は何かと聞かれると、こたえづらいものがあります。その中でこのようなお土産を作っていくことは大変嬉しいと思います。 また、紀北の中心となる和歌山市で生産量の9割を占めているしょうがを使ったお土産の開発に魅力を感じました。

 スローフードとは、その土地の「もの」をその土地で「味わう」という言葉の通り、私は、その土地の旬のものを食べることが食の醍醐味だと思っています。地球環境の負担の少ない製造方法や生産活動にみあったシステム作りをするなど、その土地のものを「おいしく、きれいに、ただしく食する」そのことを忘れてはいけないなと改めて思います。
そしてそれが、食するものの心遣いかもしれないですね。

しょうが畑 また、和歌山しょうがは、お寿司業界では、一目置かれている存在だそうです。生産量が全国2位でも、しょうがの質においてはトップと言われているくらい、しょうがの繊維が細く、柔らかさと肌のきれいさが特徴だそうです。東京にあるお寿司屋に入ると、お寿司のガリは、和歌山しょうががほとんど占めるらしく、昔から大変重宝されて食されてきたとのことです。
 しょうがは、和歌山市の砂地地帯で栽培され、そのほとんどがハウス栽培で行われています。主に紀の川下流に広がる砂地や布引の砂地、小豆島の砂地をメインに5月から11月までの長期に渡って栽培されています。場所によって採れる時期も異なるため、シーズンに渡って採取が可能となります。

美味しいものを美味しいと感じる味覚、これは人によって異なりますよね。

 中嶋さんは、それをふまえ、みんなでアイデアレシピを作り、物語を作っていきたいという願いをこめて、お店の名前に「物語」をいれたそうです。 商品名でもある「紀州の甘辛物語」とは、土地のものを食することやみんなで物語を作っていきたいという想いがあります。

◆ここで、しょうがジャムの製造風景をみせていただけることになりました~(*^_^*)
①おろしたしょうがを鍋に入れて        ②砂糖をまぶせ、           ③焦げないよう煮詰めます。
しょうがジャム  ⇒  しょうがジャム  ⇒  しょうがジャム

 しょうがは、1日10gは採取してほしいと中嶋さんはおっしゃってました。
毎日10gをとれば、体温1度は上がるとのこと、「病気は冷えから」と言いますので、生のしょうがを食べながら身体を温め免疫力も上げてほしいと何度も言葉にしていたのが印象に残っています。
そのため、しょうが商品であるしょうが味噌にはしょうがを25%も、ジャムには30%以上も、佃煮には90%程度もしょうがを使用しているとのことです。

みかんハチミツ せっかくよい和歌山の地のモノがあるので気軽に食して体温を上げて病気退治していきたいですね。また、しょうがジャムには、和歌山産の蜜柑ハチミツが使用されているので、しょうがとハチミツでパワーで身体を癒してくれそうです。どの商品も添加物がないので、開封したら要冷蔵保存で早く召し上がってくださいね。
未開封のものなら3ヶ月程度は大丈夫だそうです。


ここで子供から大人までみんなが食できるレシピを教えていただきましたので、ご紹介したいと思います。

●しょうがしょうが料理味噌の食べ方
焼きナスにしょうが味噌は最高です。
ふろふき大根の上にしょうが味噌をのせてもgood!
食パンにバター&しょうが味噌に
しょうがみそで贅沢なお味噌汁の味へ

しょうが佃煮●しょうが佃煮の食べ方
白い温かいご飯にのせるのは最高に美味しい。
それ以外にも、卵焼きの中に佃煮をいれてもgood!
また、かき揚げのを隠し味として香味づけにも良いです♪




しょうがジャム

●しょうがジャムの食べ方
ヨーグルトのお共として
お菓子のワンポイントとして
ホットミルクに溶かしたり、紅茶に溶かしてジンジャーティーに!
お湯に溶かしホットジュースで風邪予防や喉の潤いにもgood♪

 

 最後になりましたが、しょうがの辛みの成分であるジンロゲン・ショウガオイルは発汗作用があり、胃液の分泌を促します。消化吸収を助け,殺菌効果もあります。そんなしょうが商品を料理のいろんなワンポイントにアレンジして、あなただけのオリジナルな物語をぜひ作ってほしいと思います。現在では、手軽にしょうがを採れるようにしょうがパウダー商品も開発されているそうです。
 ぜひ、皆様も手にとってみてしょうがパワーを実感してくださいね。
 最後まで読んでいただきありがとうございます。


                 中嶋佳代さん、中嶋尚美さんを始め取材に協力していただいた皆様方、ありがとうございました。

和歌山の名物のお土産として、私も友人に紹介していきたいと思います。

ご協力いただいた紀州甘辛物語はこちら
http://www.amakaraya.jp/index.html