【九州・海外エリア活動レポート】
フードコーディネーター九州・海外エリア研修交流会キックオフイベントin鹿児島
3⽉16⽇に、九州・海外エリア活動のキックオフイベントとして、⿅児島県にて研修交流会を開催しました。
会場はGarden Kitchen Studio(エリアリーダー杉⽔流の経営するキッチンスタジオ)参加者は25名。⿅児島を
中⼼に福岡・宮崎からもご参加いただきました。(うち2名は加治佐常任理事と井嶋理事です)

会員だけでなく、⾮会員の⽅も対象とし、チラシデータとネット申し込みのシステムを活⽤し、SNSや個別の声掛けを通して案内を⾏いました。当⽇は遠⽅からの移動時間を考慮して、11時から17時の開催とし、研修交流の内容を3か⽉ほど前から担当理事・エリアリーダー・サブリーダーでZOOMを使って、検討を重ね、その後⿅児島メンバーに⼒を借りて細かな準備を整えてきました。
まずは加治佐常任理事よりご挨拶をいただき、エリア活動についてお話しいただき、今後どのように進めていく予定なのか、協会全体の⽅針など細やかに伝えていただきました。続いて、⾃⼰紹介タイムと名刺交換タイム!⽇頃、どんな⾵に⾷に携わっているかなどお互いに情報交換いたしました。
◼ ⿅児島の⾷材を満喫!

そして、いよいよ学びの時間。鹿児島は南北600キロの領域で、本土と離島があり、さまざまな環境の海に恵まれていることから、一つ目の学びは「鹿児島の春魚」としました。2級商品開発と日本さかな検定1級を取得している福永真悟さんより、9キロの大きな初カツオを使って、日頃から子供たちに行なっている魚食普及のお仕事のお話や鹿児島のお魚事情を交えながら、解体ショーを行いました。命をいただくということを実感したり、魚体のヒレや鼻など観察をしたり、とても盛り上がりました!

次は外に出て、石臼と杵を使って鹿児島の郷土菓子「ねったぼ(さつまいも餅)作り」にチャレンジ!講師は2級商品開発と鹿児島郷土料理マイスターを取得している芝香織さんです。まずは、蒸した餅米をみんなでついてお餅にしていきます。
続いて、蒸した鹿児島産の甘い紅はるかをたっぷり入れてつきながらお餅と合わせていきます。すり合わせるようにつくのがポイント!全員で掛け声を掛け合いながらのねったぼ作りは、とても盛り上がり、一気に打ち解けました。

ねったぼが完成したらお昼ご飯。先ほどのカツオをメイン食材として、他にも鰆や桜鯛の白子・真鯵や菜の花・新玉ねぎなど、鹿児島の春の食材を使ったお料理を8品ご用意し、たっぷり味わいました!
デザートは「柑橘味比べ」。実は鹿児島は柑橘の栽培が盛んで1年を通して多品種の柑橘が生産されています。今回は5種の柑橘を用意。3級の海老原純一さんに鹿児島の柑橘についてお話をいただきながら味比べを行いました。酸味や甘みなど比較できるようにチャート表も準備。それぞれ感じたままに書き込んでいただきました。
◼︎同エリアで活動する仲間の事例発表

後半は、4名の事例発表を行いました。福岡の2級3分野の坂井さん(食育)、1級商品開発の瀬戸さん(商品開発)、鹿児島から1級商品開発の田中さん(朝食・お弁当経営)、1級イベントメディアの杉水流(イベント企画運営)と、それぞれどのように仕事に活かしているかを発表。持ち時間は20分と短かったですが、濃い話を聞けて勉強になったとの感想を多くいただくことができました!


最後は、3級の野本沙織さんより色々な薩摩焼きで楽しむ湧水茶(鹿児島県湧水町産)を提供いただき、みんなでついたねったぼをお供にティータイム交流会を実施!席替えもしたりしながらなるべく多くの方と交流できるよう進行を心がけました。
キッチンを中心に、自己紹介・学び・体験・事例発表・交流と濃い時間をお互いに過ごすことができて有意義な1日となりました。ご協力いただいたみなさんはもちろん、参加してくださったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
開催後のアンケートからも満足の声をたくさんいただきホッとしました。それぞれの地域の食について学び合い、交流を深める機会があったらとの意見も多かったので、少しでも多くの会員さんと繋がって、互いに学び合える交流企画を遂行していけたらと思っています。ありがとうございました!