理事長あいさつ

理事長あいさつ

私はこの度、第6代目の理事長に就任いたしました江上種英です。

コロナ禍を経て、「食」をとりまく環境も激変いたしました。生活者の行動変様がもたらした影響は大きく、飲食店においてはハード、ソフトに至るまで見直しを余儀なくされました。すなわち時代に即したフードコーディネーターのより高い専門性が求められるようになりました。
当協会としても、求められる人材の育成を目指し、フードコーディネーター2級・1級資格の分野を、商品開発・レストランプロデュース・フードプロモーションの3分野に再編いたしました。
特に新設されたフードプロモーションの分野は、フードスタイリング、レシピの書き方などのテーマはもとより、コロナ禍がもたらした「新しい生活様式」によって、SNSが重要なコミュニケーションツールとして定着したことも視野に入れた、より実践的な内容としています。
また、各分野に即した企画書の考え方など、オンラインで学習できるようになりました。

当協会では、創立以来各種セミナー、資格制度の実施、認定校制度の導入などによって、社会的な認知度も高まり、現在ではフードコーディネーターの有資格者(1級、2級、3級)は合計で約8万人、認定校は76校までになりました(2023年4月現在)。

2022年秋には万全な感染対策のもと、3年ぶりに会場に集まったイベントを開催する事ができました。対面での再会は、資格取得者の皆さまにも、大変ご好評をいただきました。

今後は、リモート、リアルを組み合わせて、有用な情報を、幅広くご提供していきたいと考えています。また、他団体との提携や、組織のスリム化などにも取り組んでいきたいと思っております。

「食」の分野でもAIによるレシピの作成や画像作成、ロボットによる調理やサービスなど変化の勢いは急速です。そのような中でフードコーディネーターの人間味のあるホスピタリティが求められると信じております。
協会発展のための、皆様の一層のご支援ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

2023年6月 特定非営利活動法人日本フードコーディネーター協会 理事長 江上種英

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