協会員のヨコガオ

協会員のヨコガオ Vol. 07

プロジェクトを通して地域と密着したモノ作りを体験

山田 実加さん

名古屋文化短期大学 カフェ・製菓クリエイトコース 教授
パティシエール
フードコーディネーター3級

山田 実加さん (愛知県)

Q.山田さんってどんな方?

大学卒業後、地元の洋菓子店に就職し、3年間修行後、渡仏。スイーツの本場・パリのエコール・リッツ・エスコフィエなどで学びました。
帰国後、フレンチレストランのパティシエとして働き、その後、今までの経験を活かすべく、2005年から名古屋文化短期大学の教授となり、学生たちにスイーツの製造・商品の開発などを教えています。
何より、食べることが大好きです!

Q.お仕事内容は?


パティシエの経験をもち、現在は名古屋文化短期大学食生活専攻長及び、カフェ・製菓クリエイトコースの教授として教鞭を取るだけでなく、実習・実演講師、講演なども行っています。
大学で仕事をしていると、企業や自治体の方から商品開発や食に関するイベントプロデュースの相談を受けることが多く、学生たちと連携してプロジェクトを立ち上げることも結構あります。
具体的にお話しますと、愛知県の4つの市が連携し、特産品である味噌、酒、白しゅうゆ、みりんなどの発酵食品を活用したオリジナル商品の開発を、学生とともに手がけました。学生たちはそれぞれの地域に実際に足を運び、その土地の歴史を知ることからはじめ、地域と密着したモノづくりを経験しました。

Q.フードコーディネーター協会員としての活躍


日本フードコーディネーター協会主催のイベントへ参加をしています。協会が大きな展示会でブース出展する際、食のイベントとして実演なども行っています。また、認定校での3級取得を目指す学生の指導も行います。

Q.そのほか、食や協会について何かお伝えしたいことがありましたら!

協会には、「食」に関連して「こんなおもしろい仕事があるんだ!?」と驚くほど、さまざまなお仕事をしている方たちが所属しています。第一線で活躍されている方々ばかりなので、みなさんから日々良き刺激を受けられます。
また、何か困ったことがある時には相談できる方たちがいるので、彼らは私にとって、とても心強い存在でもあります。

Q.フードについて一問一答

◆好きな食材は?

食材ではありませんが、「食べる人」を想い、作られたもの、心の伝わる料理・菓子などが好きです。
たとえば、「素材を活かす」という言葉を味覚だけでなく広義にとらえ、その土地の歴史・風土や伝統を感じることができる料理や菓子に心を動かされます。

◆いま注目の食材は?

注目の食材というより、伝統的な料理や菓子を時代の需要にこたえるべく、どのようにブラッシュアップされているのか。について注目しています。

FCAJ 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 Arrow