協会員のヨコガオ

協会員のヨコガオ Vol. 08

料理教室の主宰をメインに、料理本は30冊以上を出版しました!

若宮 寿子さん

若宮クッキングスタジオ
フードコーディネーター2級(商品開発)

若宮 寿子さん (東京都)

Q.若宮さんってどんな方?


栄養士として9年間働いた企業で、午前中は調理、午後は栄養事務や会社併設の病院で栄養指導を行っていました。これが「食」の仕事の原点です。
その後、出産を機にフリーで活動を開始し、若宮ヘルシー料理教室を主宰。2017年からは東京教室のほか館林市でも教室をスタート。味わうことを大切に、おいしく、ヘルシー、時短の料理をお伝えしています。
また、鉄道好きの夫の旅に時々便乗し郷土料理を楽しんでいます。

Q.お仕事内容は?

料理教室を柱に、雑誌2冊で妊婦食、離乳食について、それぞれ6年間連載をもっていました。そのほか、新聞、テレビでもレシピをご紹介しています。料理本はいつの間にか30冊を超えました。
世界基準の衛生システム・HACCPのコーディネーターでもあるので、衛生指導も含め、フードコンサルタント、顧問として企業のお手伝いもしています。
またアレルギー対応では、環境再生保全機構でアレルギーのレシピ本作成に携わったり、板橋区すべての区立保育園の栄養士・調理師に向け、アレルギー対応レシピを指導しています。
ホテル、レストランでの社員研修講師としても、アレルギー対応、HACCPを知ってもらうお手伝いをしています。

Q.フードコーディネーター協会員としての活躍

栄養士の料理=病気の方々向けの料理とイメージされることもありましたが、フードコーディネーターを取得し、食卓周り全体も含め、ご紹介できることを知りました。
昨年より、フードコーディネーター協会委員としてお手伝いをしています。

Q.そのほか、食や協会について何かお伝えしたいことがありましたら!


一昨年から1年かけて「梅仕事」の本を作っていました。昨年4月に発売したんです。
梅酒、梅干しビギナーの方にもわかりやすく、解説や画像を入れています。琥珀色にだんだんと染まる梅酒の瓶を眺める楽しさ、土用干しで変化する梅の実など、自然と自分を身近に繋げてくれる「梅仕事」を、この本を通じて知っていただければ幸いです。

Q.フードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?


プロシュートで作った巻き寿司が意外においしく、好評でした。
わさびの風味と好相性で、ついつい後を引きました。

◆思い出の料理は?

母が作ってくれたお弁当のおかずで、刻みネギ入りの卵焼き、切干大根のはりはり漬けです。とてもシンプルですが、時々思い出して食べたくなります。

◆お気に入りの飲食店は?

キャビアハウス&プルニエです。 
カウンターで気軽なので一人でランチの時に伺います。お目当ては かつてロシア皇帝に献上されていた製法で作られるクオリティの高いスモークサーモン。バリックサーモンと呼ばれ、塩味、スモーク風味は、とても控えめ。ノルウェーのフィヨルドで獲り、スイスで燻製にされ、冷凍せず空輸で届くそう。
厚さ1.5㎝位の大振りの贅沢なメダリオンカットをほおばる瞬間は、スモークサーモン好きには至福の時です。カウンター越しにお店の方とのおしゃべりも、楽しみの一つです。
銀座は東急プラザB2、新宿は伊勢丹B1にあります。

◆いま注目の食材は?


世界のシェフが認めている、カンボジア産有機栽培のクラタペッパーです。内戦で残った苗木は3本だったそうで、それを日本人の倉田氏が栽培し、今では広大な胡椒畑が戻っています。その香りの良さが国内外でも話題に。興味を持ち、カンボジアのクラタペッパーの胡椒畑を見学に行き、さらにファンになりました。

FCAJ 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 Arrow