協会員のヨコガオ

協会員のヨコガオ Vol. 13

食を通じて地域の活性化を育むこと目指しています

天野 加佳子さん

キッチンtoキッチン
主宰
フードコーディネーター2級(イベント・メディア)

天野 加佳子さん (兵庫県)

Q.天野さんの職歴を教えてください


2006年~ 飲食店対象 覆面顧客満足度調査で起業
2012年~ 兵庫県商工会連合会チーフアドバイザー
2014年~ 食農連携コーディネーター
2015年~ 一般社団法人兵庫県食品産業協会アドバイザー
地域の農産物や特産物にとても興味があり、それを活かすための仕事がしたいと、飲食業界に飛び込みました。魅力ある地域のお店づくりに携われることはとても楽しく、この仕事が好きです。

Q.お仕事内容を教えてください


覆面顧客満足度調査をベースとした飲食店の経営改善指導を行っています。また、地域活性化のための特産品開発やメニュー開発、町おこしのアドバイザーとしても活動しています。
最近手がけたのは、兵庫県内のある生産者さんとのお仕事ですが、そこはとうもろこし農家さんで、新しい商品開発をしたいとの要望がありました。最初はお菓子などを考えていらっしゃったんですが、商品の持つ特性に注目し、その糖度の高さを活かした新しい商品づくりをご提案したんです。
さらに、周囲とは差別化できる商品ということで、「とうもろこしドレッシング」を商品化。生産者さんからは、自分たちにはその観点がなかったので、一緒に仕事をしてよかったと、言ってもらえたのがうれしかったですね。

Q.フードコーディネーターでよかったこと

正直、関西方面では、まだフードコーディネーターという存在があまり知られていないこともあり、自分が活動することでフードコーディネーターを認知してもらいたいな、というのもあります。フードコーディネーターの資格を取得しようと勉強を始めたのですが、本当に幅広い食に関する知識を学ぶことができてよかったです。また、日常的に経験する食の体験すべてが、この仕事に活かすことができ、食の専門家として幅広く活躍できることは楽しいです。

Q.フードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?

芦屋のkamiya(カミヤ)というフレンチ焼き鳥のお店の「フォアグラもなか」です。パリパリのもなかの中にフォアグラとフルーツのジャムが挟んであるのですが、ジャムも季節によって変えてあり、フォアグラとジャムのコンビネーションが抜群です。甘めのロゼワインやシャンパンとの相性もよく、見た目もかわいいです。

◆勝負メシは?

淡路玉ねぎたっぷりのハンバーグです。これは私の母の味になるんですが、地元淡路の玉ねぎがたっぷり入った旨みと甘みのあるハンバーグが大好きです。

◆いま注目の食材は?

パッションフルーツです。まだ日本ではなかなかお目にかかれないフルーツと思いますが、甘みと酸味のバンランスが良く、汎用性があり、注目しています。いろいろな料理に使えそうで、これから何ができるのか魅力があります。

FCAJ 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 Arrow