フードコーディネーターの資格を取得したことで活躍できる場が広がりました

「お茶と旅する紅茶店 百色水 もいろみ moiromi Fika」
オーナー
フードコーディネーター3級
大谷 和絵さん (京都府)
Q.大谷さんの職歴を教えてください。また、フードコーディネーターになった経緯を教えてください
1993年に大手旅行会社に入社。国内旅行の企画などを手がけながら、同時に料理教室に通っていました。
その後、料理・紅茶文化研究家の森田恵子氏に師事。
1997年より、ティータイムコーディネーターとして自宅やカルチャーセンターなどで指導を行っていました。
フードコーディネーター、フードアナリストとして、レシピ提供・講習会などを実施しています。
2008年にはカフェプロデュースなどを手掛け、イベントなどで紅茶販売も開始しました。
翌年、パリの紅茶専門店にて紅茶ブレンドの講習を受けてから、自身のブレンド販売をスタート。
2013年に自宅を改装し、紅茶専門店・カフェ「お茶と旅する紅茶店 百色水 もいろみ moiromi Fika」をオープン。


紅茶の調合も行っています

10年以上、料理やドリンクのことを師匠について勉強し、アシスタントの仕事も行っていました。
いつ独立してもよい状態でしたが、自分の力だけでやっていくにあたって、名刺替わりにフードコーディネーターの資格を取得したいと思いました。
Q.お仕事内容を教えてください
現在、日~火曜のみ紅茶カフェをオープンし、茶葉販売もしています。
また、カフェやサロンさんへの卸売販売も行っています。
カルチャーセンターや公共施設にて講習会を開催したり、講演依頼もあるので、年間10本程度、実施しています。
Q.フードコーディネーターでよかったことはありますか?
紅茶、ハーブティー以外のお仕事もいただける機会があることです。
ほとんどが紅茶や飲み物に関するお仕事ですが、フードコーディネーターの資格があることで、お料理関係の仕事依頼もあります。

紅茶を介して交流や世界が広がっています

Q.大谷さんのフードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?
寒くなると作る料理で「韓国風おでん」があります。
昆布出汁でコチュジャンなども入れるのですが、メインの食材はスペアリブです。
◆思い出の料理は?
あまり料理が得意でなかった母親が作った「鯨のハリハリ鍋」。
いまだに、その出汁が再現できずで……。
◆お気に入りの飲食店は?
JR奈良駅近くの出雲蕎麦の「だんだん」さんです。
お父様の跡を継ぎ、お蕎麦屋さんをされていますが、元はフレンチをされていた女性が蕎麦職人となって、店を出されています。
どれを食べてもおいしいです!
◆いま注目の食材は?
国産紅茶
ここ最近は、上質で香りのよい国産紅茶が増えています。紅茶作りに重きをおく生産者さんが増え、気になる品種は取り寄せて、テイスティング。まだまだ海外への買付が難しく、国産紅茶の需要も増えていくのではと思っています。
※記事内容および記事中の所属・肩書きは記事公開時のものです。