フードコーディネーターとなり、食の大切さ、食べることの楽しさを再認識

シンガーソングライター
フードコーディネーター2級(商品開発)
宮田 亜季さん (和歌山県)
Q.宮田さんの職歴およびフードコーディネーターの活動歴等を教えてください
2004年から食品会社に勤務し、食品の分析や産廃食品の有効利用等の業務に携わりました。
学生時代から食品の有効性について興味があったので、笹エキスの若返り効果などの抗酸化成分を研究していました。
また、2010年に和歌山県内のB級グルメ大会で、地域の特産品を使った「有田みかんカレー」が伊藤農園賞を受賞。
2012年に作詞作曲した「きらめく明日へ」が、国体応援ソングの一つとして選ばれ、音楽活動を開始しました。
2014年から、フードコーディネーターの地域特派員として、「近畿地方のおいしいもの」に関する記事を担当。
2016年から大学病院職員として勤務し、同年に、日本心臓財団産官連携プロジェクトによる「心臓にやさしいハートレシピ」で、和歌山の食材を使った体にやさしい食事(春夏秋冬のレシピ)の盛り付けを担当させていただきました。
翌年、「食博覧会・大阪2017」で、「器と食事で楽しさがパワーアップする『愛の盛付方法とは』」を講演しました。

食博覧会・大阪2017で

Q.フードコーディネーターになった経緯を教えてください
大学で食品科学を学びましたが、食品会社で勤務する上で知識の未熟さを痛感し、食について勉強を始めたことがきっかけとなり、フードコーディネーターの資格を取得しました。
Q.お仕事内容を具体的に教えてください
大学病院職員で、災害医療に係わる業務全般を行っています。また、国体イメージソングに応募したことをきっかけとして、シンガーソングライター「あきゆら」としても活動。
地域のイベントや懇親会の余興等、ピアノの引き語りでライブを行っています。
現在は、音楽療法士に関する勉強をしていますが、将来は音楽療法を積極的に活用した何かをしたいと考えています。

田園ライブの風景


さまざまなスタイルでライブイベントを行っています
Q.フードコーディネーターでよかったことは
学んだ食の知識は生活に直結するため、すぐに日常生活に生かせられることです。食を通して“食べる”ということの大切さ、ありがたさを人に伝えることができるようになったと思っています。
改めて、自身でも食の大切さを実感していて、私なりに「食材を無駄にしない」という自身への意識づけができるようになりました。
Q.宮田さんのフードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?
友人が作った煮玉子です。
お正月に、皆で一品ずつ持ち寄ったときに食した煮玉子の食感と味が忘れられません。
◆思い出の料理は?
漬物入りの雪だるま弁当
学生時代に家庭教師をしていた際、勉強を教えていた子どものお母さんが、「漬物が嫌いな男性はろくな男じゃない!」との名言が忘れられず、漬物をふんだんに使用した「雪だるま弁当」を作って、当時気になる男性に渡したことを覚えています。
◆いま注目の食材は?
ビーツです。
私の知人がビーツを作っており、商品化しています。身体にも良く、見た目にもインパクトがあり、人をワクワクさせてくれる食材の一つだと考えます。先日、ビーツを使用した栗金時や巻き寿司等の写真を見せてもらい、子どもから高齢者までみんなが笑顔になる食材だと改めて確信しました。
ビーツ料理
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