協会員のヨコガオ

協会員のヨコガオ Vol. 27

協会員になったことでたくさんの食いしん坊さんと出会え、シアワセな時間が増えました

高山 京子さん

企画・制作会社勤務
編集兼フードコーディネーター
フードコーディネーター1級(イベント・メディア)

高山 京子さん (東京都)

Q.高山さんの職歴を教えてください

大学卒業後、自治体を顧客とする出版社に17年在籍。企画、取材、原稿作成、デザイン、校正と、本づくりのノウハウを広く学びました。
その後、食カタログやチラシを制作するデザイン編集プロダクションに編集として8年半勤務。企画から撮影提案、原稿作成などに携わりました。
2021年 2月、(株)創土社に入社し、編集兼フードコーディネーターとして働き始めました。


友人が、京都「都松庵」の和菓子を送ってきてくれたので、スタイリングして撮影

Q.フードコーディネーターになった経緯を教えてください

前職に入社後、月2回ほどキッチンスタジオでの撮影に立ち会っていました。料理を美しくおいしそうに見せるフードコーディネーターやカメラマンの技術を目の当たりにし、感動したのがきっかけです。それから見よう見まねで自分で料理をしてスマホで撮影したり、レシピを考えてサイトにアップするように。それまでは、食べるのは大好きでしたが料理は簡単なものしか作っていませんでした。完全に「映え」から入ったわけです(笑)。
そのうち、形だけではなくきちんとした知識を身につけたいと思うようになり、協会の存在を知って3級を受験(2017年)。翌年2級(イベント・メディア)、翌々年に1級(同)を取得しました。
前職の退社後、食品メーカーから依頼をいただき、フードコーディネーターとしての初仕事を経験しました。
現在の会社には、編集経験はもちろんですが、フードコーディネーター1級所持者として興味を持たれた面もあるので、頑張って資格を取っておいてよかったと思います。

Q.お仕事内容を教えてください

ある生協のカタログ制作に携わっています。誌面やwebに掲載するレシピに関する仕事がメインです。
企画から、レシピ立ち上げ、社内キッチンや自宅でのメニュー試作、レシピ内容や表記の整理、撮影立ち会い、キャッチコピー作成などを行っています。扱う食品についての知識が不可欠なので、片っ端から調理したり食べたりして、特徴を覚えているところです。
お客さまとの会議では、レシピや調理に関する質問が飛んでくることもあり、食のプロとして恥ずかしくないよう緊張感を持って臨んでいます。
入社して2年。レシピ業務に加え、メインカタログの特集ページについて編集ディレクションを行なっています。
日々勉強中です。


写真はミモザケーキ。生協の気になるレシピは、実際に作ってみる&見せ方も考える

Q.フードコーディネーターでよかったことを教えてください

資格取得が仕事につながったのはもちろんのこと、なんといってもいろいろな方と知り合えたことですね。
それも、全員もれなく食いしん坊(笑)!
2級講座で隣り合った人と意気投合し、彼女の住む秋田へ2度も訪れてご馳走&なまはげ&日本酒三昧。そこからご縁が広がったり、総会やfacebookでつながった方々とおいしいお店を訪ねたりと、食をきっかけに幸せな時間がたくさん増えました。
コロナが落ち着いたら、また大勢でワイワイ飲み交わしたいです。

Q.高山さんのフードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?

日比谷シャンテ別館「添好運」名物、ベイクドチャーシューパオ。
メロンパンのような香ばしいカリカリ生地に、甘辛く煮込んだやわらかチャーシューがゴロゴロ…!
外と中が全然違うのに衝撃の一体感。出合いに乾杯。
買ってきたお土産分もあっという間にたいらげました。

◆思い出の料理は?

妹尾河童さんの本で知った中国の白菜鍋「ピェンロー」。
味付けは椎茸だしとごま油、塩だけとは思えない冬のご馳走です。
大学を卒業したころ、初めて一人暮らしをした家でオーケストラ仲間と楽しんでから、もう何十年も食べ続けています。
長い友人なら一度はうちで食べているかも。思い出というより現役ですね。

◆コロナ禍で見つけた新しい食の楽しみ方は?

串に刺して塩こしょうした焼きとりとお新香を用意しておき、目の前にグリルトースターを置いて焼きながらオンライン飲みをしていました。
氷と炭酸水にウイスキー、柚子胡椒など、味変グッズがあれば、席を外すことなく飲み続けることができます(笑)。

※記事内容および記事中の所属・肩書きは記事公開時のものです。

FCAJ 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 Arrow