レストラン経営を軸に撮影コーディネートや料理教室開催など資格取得で仕事範囲も拡大中

「フレンチレストラン ターブルドシック」
シェフ
フードコーディネーター1級(商品開発)
寺地 貴子さん (鹿児島県)
Q.寺地さんの職歴を教えてください

2023年で9年目を迎えます。
完全予約制のフレンチレストランというスタイルを活かして、手の込んだお料理や、盛り付けにもこだわって、お食事を提供しています。

目にも美しい寺地さんの料理


Q.寺地さんのお仕事内容を詳しく教えてください
メインは料理人として自分のレストランで仕事をしていますが、お店でフランス料理の料理教室を開いています。
ほかにも、食品メーカーとの商品開発やレシピ開発、学校関係の講師・食育活動なども行っています。
店では、お出しするワインも1本、1本銘柄や品種、クセ、味わいなどを吟味し、私たちの料理に最適なものを仕入れています。
お誕生日のお客さまには、心を込めておつくりしたお誕生日プレートなどをご用意して、大切なひとときをお過ごしいただいています。



また、料理教室は会員制として、月に6~7回レッスンをしています。おかげさまで、会員の方も増えたため現在新たな募集は行っていないのですが、市内でガス会社様が行っている料理教室などでは、みなさまにご参加いただいています。
レッスン内容も「おしゃれフードレッスン」などを行っていて、みなさんが興味をもっていただけるような内容をいつも考えています。

レッスン中の風景

Q.フードコーディネーターになった経緯を教えてください
料理人の仕事に+αの知識を身に付けたいと思い勉強を始めました。
Q.フードコーディネーターでよかったことはどんなことですか?
レストランで料理すること以外で、自分のアイディアや仕事で喜んでもらえることです。
また、レストラン経営以外にも、興味をもってもらえるような料理教室の開催や、撮影コーディネートなどの仕事がプラスの収入になるので、経営が安定するのがいいですね。
自宅でできるお仕事も増えているので、まだ子どもが小さい私にとっては、とても助かっています。
Q.コロナ禍において、お仕事内容に何か変化はありましたか? ご自身で仕事内容を変えた、工夫したなどの例がありましたらお教えください
イベントなどは軒並み中止になりましたが、自身の料理教室やレシピ掲載などでは、おうちで簡単にできるフレンチやソースなどをテーマに、自宅で外食した気分になるようなメニュー内容を増やしました。
また、商品開発に関しての需要も増えています。
こちらも、自宅で特別感を味わえるような総菜開発のご要望が増え、新たに取り組んでいます。
Q.寺地さんのフードについて一問一答
◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?
娘と作った琥珀糖です。
琥珀糖
◆思い出の料理は?
フランスの「ポールボキューズ」でいただいた、クラシックなお料理の数々です。
◆いま注目の食材は?
麹甘酒です。
※記事内容および記事中の所属・肩書きは記事公開時のものです。