協会主催のイベントなどで、料理好きな仲間と交流を広められることが楽しいです

deli food cooking sachiko(デリ フード クッキング サチコ)
オーナー
フードコーディネーター2級(商品開発)
鈴木 祥子(さちこ)さん (東京都)
Q.鈴木さんの職歴を教えてください
料理とはまったく無縁の会社で、自動車部品販売のトヨタ部品東京共販株式会社に入社。5年間勤務後、世界最大級といわれる人材派遣会社・株式会社ランスタッドに転職。約20年間、同社で営業に従事していました。
会社勤務をしていた頃から料理を作ることが大好きで、よくホームパーティを開いて友人たちに手料理をふるまっていました。料理に携わる仕事がしたいという思いがだんだん強くなり、あるとき、「今しかない!」と思い立って退職を決意。
最初に考えていたのは料理教室を開くことでしたが、物件を探している時に現在の店を見つけました。カウンターがあったので、そこにデリやお弁当を並べて販売し、店の知名度を上げれば、料理教室の生徒さんも集まりやすいと考えたのです。
Q.鈴木さんのお仕事内容を教えてください
現在、「deli food cooking sachiko」という、デリカテッセンの創作販売、フードケータリングの店を営んでいます。また、お店やご指定の場所での料理教室も行っています。店のコンセプトは、「デパ地下のようなデリと、会話を楽しんでもらいたい」。
オリジナルのレシピで身近な食材を使い、気軽に楽しんでいただける惣菜や弁当、スイーツ、オードブルのほか、お祝いのお弁当などもリクエストを伺いながらご提供しています。料理はすべて手作りで、ベーコンや玉ねぎなどがぎっしり詰まった、さくっとした食感のキッシュは、お店の看板商品です。最近では、テイクアウトのお弁当も高評価をいただき、撮影等のロケ弁当のオーダーも増えてきました。1度に50個などのまとまった受注があるので助かります。
Q.フードコーディネーターでよかったことはどんなことですか
好きなことを仕事にしているので毎日が楽しく、お客様と向き合って料理を作ったり、お話しする際に、フードコーディネーターという資格が自分の自信へとつながり、より良い接客や料理開発ができています。
また、協会主催のさまざまなイベントやレッスンに参加することで、料理つながりの友だちや知り合いができて交流の幅が広がりました。みなさんの活動を見聞きして刺激を受けたり、一緒にコラボレーション企画を実施したり、楽しいことがいっぱい。交流の幅が広がったことで勉強にもなり、大きな喜びです。
Q.コロナ禍において、お仕事内容に何か変化はありましたか? 工夫した点なども教えてください
コロナの影響で、以前から提供していたテイクアウトのスタイルが市場にマッチしました。在宅勤務のお客様が増えたので、ランチなどもご利用になる方が多くなったのです。お弁当は、毎日食べても飽きないよう、見た目の色などにもこだわって、野菜のマリネは7種類の野菜を彩りよく使うなどの工夫をしています。定番のお弁当だけでなく、流行なども取り入れながら、飽きのこないお弁当を目指しています。
Q.鈴木さんのフードについて一問一答

◆最近作った、または食べた料理で記憶に残ったものは?
最近、流行にもなっていますが、カヌレが大好きです。特に、渋谷「エシレ」さんのカヌレを食べて、焼きあげたバターの風味とコクに魅了されました。 その後、自分でもカヌレ作りに挑戦しようと思い、何度も失敗しながら、型選び、レシピの模索を繰り返して・・・。
手作りすることが楽しいので挑戦を続け、最近では店でも時々提供できるようになりました。カヌレに対する思いが強かったので、記憶に残ったものになったんです。
◆お気に入りの飲食店は?
DEAN&DELUCA(ディーン&デルーカ)です。
◆勝負メシは?
お店の看板料理でもあるキッシュです。ほうれん草、玉ねぎ、ベーコンを使い、チーズ、卵、生クリームのコクとあいまって、とてもおいしいんですよ!
※記事内容および記事中の所属・肩書きは記事公開時のものです。